🇰🇷 韓国語の間接話法『〜(으)라고 하다』|命令文を伝えるときの使い方・例文まとめ

TOPIK 3・4級
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韓国語で「〜しなさいと言った」「〜するなと言われた」と言いたいとき、どう表現すればいいの?

日本語では「母が早く寝なさいと言った」「先生が静かにしろと言った」など、
誰かの命令や指示を伝えるときに間接話法を使います。

韓国語でも同じように、命令文を伝えるときには 『〜(으)라고 하다』 という表現を使います。

この記事では、この 『〜(으)라고 하다』 の意味・使い方・作り方・注意点をたくさんの例文と一緒にわかりやすく解説しますね!

🧩 『〜(으)라고 하다』とは?

誰かが命令・指示・依頼した内容を伝えるときに使う間接話法です。

「〜しなさいと言う/〜しなさいと言った」
「〜するなと言う/〜するなと言った」

🧠 作り方(基本形)

種類ルール例文
パッチムあり動詞語幹+으라고 하다먹다 → 먹으라고 하다(食べろと言う)
パッチムなし動詞語幹+라고 하다가다 → 가라고 하다(行けと言う)
하다動詞하라고 하다공부하다 → 공부하라고 하다(勉強しろと言う)

🚫 否定命令「〜するなと言う」

否定の命令を伝えるときは、
『〜지 말라고 하다』 を使います。


가지 말라고 했어요.
 → 行くなと言いました。
울지 말라고 했어요.
 → 泣くなと言いました。

🗣 使い方の例文集

✅ 肯定命令

例文
엄마가 빨리 자라고 했어요.
母が早く寝なさいと言った。
선생님이 조용히 하라고 했어요.
先生が静かにしなさいと言いました。
친구가 전화하라고 했어요.
友達が電話してって言いました。
상사가 회의에 나오라고 했어요.
上司が会議に出ろと言いました。

🚫 否定命令

例文
의사가 술 마시지 말라고 했어요.
医者がお酒を飲むなと言いました。
엄마가 늦게까지 놀지 말라고 했어요.
母が夜更かしするなと言いました。
선생님이 휴대폰 쓰지 말라고 했어요.
先生が携帯を使うなと言いました。
친구가 그 얘기 하지 말라고 했어요.
友達がその話をするなと言いました。

🧩 文の変化まとめ(直接話法 → 間接話法)

直接話法間接話法
“빨리 가!”
早く行け!
빨리 가라고 했어요.
早く行けと言いました。
“공부해!”
勉強しろ!
공부하라고 했어요.
勉強しろと言いました。
“가지 마!”
行くな!
가지 말라고 했어요.
行くなと言いました。

💬 「하라体(命令形)」との違い

『〜(으)라』体は直接命令文(書き言葉や指示書などで使用)
 例:가라, 하라, 먹어라
『〜(으)라고 하다』間接的に伝える
 例:가라고 하다(行けと言う)

つまり
直接命令 = 〜しろ
間接命令 = 〜しろと言う

のように使い分けます!

💡 よくある間違いポイント

❌ 間違い例✅ 正しい形
엄마가 자하라고 했어요.엄마가 자라고 했어요.
선생님이 조용하다라고 했어요.선생님이 조용히 하라고 했어요.
친구가 가지 말하라고 했어요.친구가 가지 말라고 했어요.

📝ポイント
「하다고」「말하라고」などと混同しやすいですが、
命令を伝えるときは必ず〜(으)라고 하다』または『〜지 말라고 하다』を使いましょう!

💬 会話でよく使う自然な形

実際の会話では『하라고 했어요』以外にも、以下のような省略形・柔らかい表現もよく使われます。

表現意味・ニュアンス
〜(으)래요「〜しなさいって」「〜してって」
などの口語形
〜지 말래요「〜するなって」
などの口語形


엄마가 빨리 자래요.
 お母さんが早く寝なさいって。
선생님이 떠들지 말래요.
 先生が騒ぐなって。

会話では 〜(으)래요 / 〜지 말래요 の形が自然です!

🧭 まとめ

使いたい文
命令を伝える〜(으)라고 하다
否定命令を伝える〜지 말라고 하다
会話口調〜(으)래요 / 〜지 말래요

『〜(으)라고 하다』は、
人の命令・指示・依頼を間接的に伝えるときに使う便利な表現です。

命令 → 〜(으)라고 하다
否定命令 → 〜지 말라고 하다
会話では 〜(으)래요 / 〜지 말래요 に変化

この形を覚えておくと、韓国人との会話でも自然に「〜しろって言ってたよ」などを言えるようになります!

수고하셨습니다!

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