
韓国語を学んでいると、「呼ばれる」という受け身表現を使いたくなる場面がよくあります。
名前を呼ばれる、あだ名で呼ばれる、〇〇と称される…など、会話でも文章でも頻出です。

この記事では、韓国語で「呼ばれる」に最も一般的に使われる 불리다 を中心に、意味・使い方・例文・活用・関連表現までまとめて解説します。
特に 부르다(呼ぶ)との関係 を理解すると一気に使いやすくなりますので、初心者から中級者まで役立つ内容になっていますので是非最後まで読んでくださいね!
韓国語で「呼ばれる」
불리다
プルリダ

韓国語で「呼ばれる」と言います。
これは 부르다(呼ぶ)の受け身形 です。
・부르다(呼ぶ)
・불리다(呼ばれる)

日本語と同じように、「人からこう呼ばれる」「名前がこうだと言われる」などのときに使います。
・A에게 B라고 불리다
AにBと呼ばれる
・B로 불리다
Bとして呼ばれる(〜と称される)
불리다 の活用の仕方
ハムニダ体
불립니다
プルリムニダ
ヘヨ体
불려요
プルリヨヨ
ハムニダ体
불렸습니다
プルリヨツスムニダ
ヘヨ体
불렸어요
プルリヨツソヨ
불리다 を使った例文

日常会話・自己紹介・ビジネスまで幅広く使える例文を紹介します。
| 저는 친구들에게 ‘모모’라고 불려요. |
| チヨヌン チングドウレゲ ”モモ”ラゴ プルリヨヨ |
| 私は友達に“モモ”と呼ばれています。 |
⬛️ 〜라고/이라고:〜(だ)と
| 어릴 때는 ‘토끼’라고 불렸어요. |
| オリル ツテヌン ”トツキ”ラゴ プルリヨツソヨ |
| 幼い頃は“ウサギ”と呼ばれていました。 |
⬛️ 어릴 때:幼い頃
韓国語で『幼い』/ 어리다 の読み方・意味・活用の仕方を例文を使って詳しく解説!
⬛️ 토끼:うさぎ・ウサギ
| 그는 회사에서 일잘러로 불립니다. |
| クヌン フエサエソ イルチヤルロロ プルリムニダ |
| 彼は会社で「仕事ができる人」と呼ばれています。 |
⬛️ 일잘러:仕事ができる人
仕事(일)+上手(잘)+人(-러)で作られた造語
ポジティブな評価のニュアンス
⬛️ 〜로 불리다:~として呼ばれる
| 그 지역은 예전부터 ‘호수마을’로 불렸습니다. |
| ク チヨグン イエジヨンブツト ホスマウルロ プルリヨツスムニダ |
| その地域は昔から「湖の村」と呼ばれていました。 |
⬛️ 호수:湖
⬛️ 마을:村
| 이 팀은 ‘무패팀’으로 불리고 있어요. |
| イ テイムン ムペテイムロ プルリゴ イツソヨ |
| このチームは「無敗のチーム」と呼ばれています。 |
⬛️ 무패:無敗
| 그는 천재라고 불릴 만큼 실력이 있어요. |
| クヌン チヨンジエラゴ プルリル マンクム シルリヨギ イツソヨ |
| 彼は天才と呼ばれるほどの実力があります。 |
⬛️ 천재:天才
⬛️ 動詞・形容詞+(으)ㄹ 만큼:〜するほど
| 그 작품은 명작으로 불립니다. |
| ク チヤクプムン ミヨンジヤグロ プルリムニダ |
| その作品は名作と呼ばれています。 |
⬛️ 작품:作品
⬛️ 명작:名作
| 저 사람은 주변에서 ‘해결사’라고 불려요. |
| チヨ サラムン チユビヨネソ ヘギヨルサラゴ プルリヨヨ |
| あの人は周りから「問題解決マン」と呼ばれています。 |
⬛️ 주변:周辺
⬛️ 해결사:解決師
부르다 との関係

불리다 を理解するには、まず 부르다(呼ぶ) を知るのが近道です。
부르다の意味
・呼ぶ
・呼称する
・歌う(歌を歌うの「부르다」)
セットで覚えると最強
・친구들이 저를 부릅니다.
友達が私を呼びます。
受け身にすると
・저는 친구들에게 불립니다.
私は友達に呼ばれます。

この「能動→受動」の関係が分かると、韓国語の受け身文が一気に理解しやすくなります。
불리다 以外の「呼ばれる」表現

文脈によって他の表現を使うこともあります。
① 이름이 알려지다(名前が知られる/有名になる)
- 그는 인터넷에서 이름이 알려졌어요.
② 칭해지다(〜と称される)※やや硬い
- 그는 ‘영웅’이라고 칭해졌습니다.
③ 호칭되다(呼称される)※専門的
- 이 직책은 팀장으로 호칭됩니다.

ただし、日常会話の90%は 불리다 でOKです。
学習のポイント
A에게 B라고 불리다 でセット暗記

A에게 B라고 불리다
AにBと呼ばれる
特に自己紹介でかなり使う。
불리다 は不規則活用ではない
語幹は「불리-」でそのまま活用するシンプルな動詞。
부르다 との関係を理解すると定着しやすい
受け身形は韓国語学習の重要ポイント。
まとめ

韓国語で「呼ばれる」を表す 불리다 は、日常会話から自己紹介、あだ名、地名、評価、歴史の説明まで幅広く使える超重要動詞です。

불리다は会話でも文章でも頻出なので、活用と例文をセットで覚えておくと実践で即使える表現になりますね!

